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VASOSHIELD 注入圧制御シリンジは、血管の前処理時、過膨張や内皮細胞損傷のリスクから血管を守ります。オフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)で使用するために採取したグラフトをフラッシングする際に、内部圧を抑えて血管を保護します。

過剰な圧力を避け、膨張を抑えることで、内部血管のコンプライアンスを維持できます。これは、グラフトクオリティと長期間のグラフト開存性に影響する重要な要素です。

圧力が制御されていない状態で血管のフラッシングを行うと、グラフトの内膜が傷付く可能性があります1,2。内皮の整合性を維持すると、血流を維持し、閉塞を防ぐ機能が保持されます3,4

グラフト採取担当者と外科医は、準備工程のどの段階でも血管の膨張を一貫して制御できるようになりました。圧力を抑えながら血管フラッシングの利点を享受できるように開発されたVASOSHIELD 注入圧制御シリンジは、過膨張のリスクを効果的に抑えます。

[1] Manchio JF, Gu J, Romar L, et al.Disruption of graft endothelium correlates with early failure after off-pump coronary artery bypass surgery.Ann Thorac Surg.2005;79:1991-1998.

[2] Thatte HS, Khuri SF.The coronary artery bypass conduit:I. Intraoperative endothelial injury and its implication on graft patency.Ann Thorac Surg.2001;72:S2245-S2252.

[3] Poston RS, Kwan MH, Gu J. Role of procurement-related injury in early saphenous vein graft failure after coronary artery bypass surgery.Future Cardiol.2006; 2:503-512.

[4] Chong CF, Ong PJ, Moat N, Collins P. Effects of hydrostatic distention on in vitro vasoreactivity of radial artery conduits.J Thorac Cardiovasc Surg.2004;128:609-614.

  • VASOSHIELD 注入圧制御シリンジでは、血管内皮細胞損傷のリスクを最低限に抑えながら血管の過膨張を防ぐことができます。
  • 150、250、350mmHgの3種類から、目的の圧力設定を柔軟に設定できます。最も低い圧力から、段階的に増やしながら圧力を調節できるため、どのような状態または血管タイプにも対応できます。
  • 吸引具を圧縮する際に、VASOSHIELD 注入圧制御シリンジの後ろから少量の溶液が漏れる可能性があります。

圧力を制御していない場合、過膨張によりグラフトクオリティが低下する可能性があります。

血管フラッシングは、グラフト採取担当者と外科医の両方がオフポンプ冠動脈バイパス術(OPCAB)用のグラフトを準備しながら行う共通の手順です。血管をバイパスグラフトとして準備する際に、通常は単純なシリンジを使用して手動で膨張させます。この方法では、血管内の圧力を制御できないため、600mmHgにまで達することがあります。ある程度の膨張は役に立つ可能性がありますが、圧力が制御されていない状態で血管のフラッシングを行うと、内膜が傷付き、グラフトクオリティの低下を起こすおそれもあります1,2

血管の膨張をより確実に制御できるようになると、グラフトクオリティもより正確に管理できます。

多くの医療関係者が過膨張のリスクを認識しており、それを可能な限り抑える方法を用いていますが、実際の圧力を検出することは困難です。血管コンプライアンスの組織学的な測定では、必要なデータをリアルタイムで入手できません3

圧力を制御して血管をフラッシュすると、より効果的に血管攣縮を抑え、内皮層と中間層を維持し、高品質のグラフトを入手できる確率が上がります4,5。ただし、血管のフラッシュに一般的に使用される標準シリンジは、外科医やグラフト採取担当者が認識するよりもはるかに高い圧力がかかります。VASOSHIELD 注入圧制御シリンジの目的は、バイパスグラフトとして使用する前に血管を準備およびフラッシングする際に圧力を制御することです。

 

警告と事前対策

保護パッケージが開かれておらず、損傷しておらず、破損もしていないことを確認してください。使用中に吸引具を急に圧縮しすぎると、高い過渡圧力が生じる可能性があります。再利用または再滅菌しないでください。標準的な病院の手順で使用後は、本製品を破棄してください。血管攣縮に対応するためにVASOSHIELD 注入圧制御シリンジで動脈グラフトを強制的にフラッシングしないでください。日常的な血管の準備とフラッシングに際しては、できる限り低い設定を常に使用してください。

使用手順

VASOSHIELD 注入圧制御シリンジを使用する場合は、次の簡単な手順に従います

 

1.圧力設定の選択

  • VASOSHIELD 注入圧制御シリンジは、完全に組み立て済みで、150mm Hg用にプリセットされた状態でパッケージされています

圧力設定を変更するには、次の手順に従います。

A. 圧力設定リングを人差し指と親指で優しくつまみます。圧力設定リングは、優しくつまんだ方が簡単に動きます。

B. 圧力設定リングの現在の設定を解除するには:シリンジティップに向かってリングをスライドさせ、回転させて設定位置から取り外します。

C. 新しい圧力設定を選択するには:圧力設定リングをスライドさせ、目的の設定マーカーの上に配置します。

D. 圧力設定リングを新しい圧力設定に固定するには:設定位置までリングを回転させ、スライドさせてシリンジティップから離します。

E. 圧力設定リングウィンドウを通して設定値が見えること、および値が正しく選択されており、該当する機能用にロックされていることを確認します。
 
注:日常的な血管の準備とフラッシングに際しては、できる限り低い設定を常に使用してください。

2.VASOSHIELD 注入圧制御シリンジの準備

  • 標準的なプロトコルを通じて標準的なシリンジと同じ方法でVASOSHIELD 注入圧制御シリンジに水を入れます。
  • ルアーロックティップの端に指を置き、逆止め弁を離すまで吸引具を圧縮して、本製品への水入れを行います。VASOSHIELD 注入圧制御シリンジの後ろから少量の溶液が漏れる可能性があります

3.血管の準備とフラッシング

  • VASOSHIELD 注入圧制御シリンジへのフラッシングが完了したら、目的の圧力設定になっていることを確認します
  • 標準的なシリンジと同じ方法で本製品を使用し、血管の準備とフラッシングを行います

注:圧力設定リングは、各設定で固定されます。設定を変更するには、ロックを解除する必要があります。

[1] Manchio JF, Gu J, Romar L, et al.Disruption of graft endothelium correlates with early failure after off-pump coronary artery bypass surgery.Ann Thorac Surg.2005;79:1991-1998.

[2] Thatte HS, Khuri SF.The coronary artery bypass conduit:I. Intraoperative endothelial injury and its implication on graft patency.Ann Thorac Surg.2001;72:S2245-S2252.
[3] Poston RS, Kwan MH, Gu J. Role of procurement-related injury in early saphenous vein graft failure after coronary artery bypass surgery.Future Cardiol.2006;2:503-512.
[4] Chong CF, Ong PJ, Moat N, Collins P. Effects of hydrostatic distention on in vitro vasoreactivity of radial artery conduits.J Thorac Cardiovasc Surg.2004;128:609-614.
[5] Bonchek LI.Prevention of endothelial damage during preparation of saphenous veins for bypass grafting.J Thorac Cardiovasc Surg.1980;79:911-915